【FAQ】NGワード その1
「おてつだいクエスト」を遊ぶ遊ばないに関わらず、お手伝いをしてくれない時に親が言ってはいけない(ような気がする)言葉を少し挙げて行きたいと思います。対義語のようなものも併記しますのでご参考になれば…
1.「どうしてやってくれないの?」
はい、これは単純に「やりたくないから」です(笑) こういう時に力押しをしてもあまり意味はありません。たとえば子供が毎日洗濯物干しをやってくれていたとして、たまにやってくれなかった時に上の台詞を言うのは良い手ではありません。こういう時こそ感謝の言葉を言うチャンス! 目の前の現場に一喜一憂せず、「いつもこんな大変なことやってくれてるんだね、自分でやるとありがたみがわかるわー」と、伝えてみましょう!
2.「(悪いことしたから罰点で)宝石一個マイナスね」
「おてつだいクエスト」の上級以外では一度得た魔法石を無為に失うことがないように設計してあります。子供にとっては一生懸命頑張ってお手伝いをして得た結果、まさに結晶です。それを(たとえば)怒られたから… などという理由で剥奪してしまうのはいい結果を産まないと思っています。このゲームの基本は得点を積み重ねていくシステムなので、ゴールまで一歩後退するために魔法石を一個剥奪するというのは難易度調整において一見良い手段のように見えますが、子育て一般において子供に罰則を与えて反省効果があるかというと私はかなり懐疑的です。なので、おてつだいクエスト以外の部分で悪いところは叱ってあげてください。 ※ただし、年齢的に上(小学校高学年)であったり、罰則を受けて「なにをー!」と燃えるガッツのある子もいるので、そのへんは臨機応変に…(^^;
3.「うーん、この程度では宝石あげられないなあ…」
「おてつだいクエスト」を導入したばかりのご家庭でよく発生するのが「親が自分でやった方が上手、マシ」という状態で子供からお手伝い完了報告が上がってくることです。これは我が家も経験済みなのでよくわかるのですが、「掃除機かけたよ!」と言いつつも床はゴミだらけであったり、「洗濯物干したよ!」と報告を貰って見てみたらとても乾かないようなめちゃくちゃな干し方をしてあったり…(笑)
しかし! 今まで何もしてくれていなかった子供達が一生懸命頑張ったことだけは認めてあげてください(僕はそこで失敗しました…笑) 何もやってこなかった状態からお手伝いを終えただけでも十分前進です。やり方が気に食わない場面に出くわしたら、「ここはこうやってやるともっと嬉しいな」というように、感謝の気持ちを伝えるチャンスでもあります。雑なお手伝い現場に遭遇した時こそ一歩前進のチャンスです!
4.「今日は何もしてくれないんだね」
ちょっと慣れてくるとこういう日もたまに出てきます(笑) 子供達も学校があるときは何かと忙しいので、親の期待に応えられない日も当然あります、そういう日は「今日はやることいっぱいあって疲れたね、いいよいいよ、今日は○○は私がやっておくからね」と何も気にしていないつもりで言ってみてください! 前述の通り、何もやってこなかった状態から比べれば一日お手伝いがなかったことくらいでは、何も後退していないのですから。そして自分でやり終わった後に「久々に○○を自分でやったら結構大変だった! いつもやってくれてありがとう!」と感謝の気持ちを伝えるチャンスでもあります。
5.「○○やっておいて!」
親がちょっと慣れてくるとこういう事を言いたくなることが出てきます(笑) 4番と似通いますが、せっかくお手伝いをゲーム感覚で楽しんでいる最中に現実に引き戻して命令してしまうのはあまり良い手段とは言えません。あえて言うなら「勇者よ今日はこの任務をおぬしに頼みたい」とか、ゲームっぽく言ってみてください。ノリのいい子ほど引き受けてくれると思います。子供達にお手伝い文化が根付きだすと、この言葉が普通に飛び交っても平気になってくるのですが、それまではちょっと我慢してみましょう。
と、我が家で失敗した!と思った時に飛び交っていた主な5つのワードを抜粋してご紹介しました。何かのご参考になれば幸いです。