おてつだいクエスト ブログ

ちゃがちゃがゲームズのタクミです。ゲームマーケット秋2014、ゲームマーケット大阪2015にて「おてつだいクエスト」を販売させていただきました。

おてクエができるまで 【3】宝石の煌きをヒントに

【3】宝石の煌きをヒントに

 お手伝いギルドが中途半端な感じだったこの頃、我が家では「宝石の煌き」が子供達にも定番のボードゲームとなっていました。あの重量感のある宝石チップを宝石カードに変換して、ドンドン拡大再生産を進めてしていく内容が我が家の子供たちに大ヒットしました。

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  そもそもだいたいの子供は基本的に自由に使えるお金をたくさん持っていないので現実世界でのお買い物体験が日常的にできるわけではありません。我が家でも然りで、ゲーム上で擬似的にでもお買い物ができるゲームが好まれる傾向がありました。長男はドミニオンなども大好きで、もしかしたらこのへんが現状打破のヒントになるのではないかなと考えました。

 

 そして次に考案されたのがお手伝い1回で白いマグネット1個と交換して、次に白を5個で色付きのマグネットと交換していきながら最終的に手に入れたマグネットの色でリアル報酬を出すという試作2号案「お手伝いの煌き」でした。※このへんの要素が後に「おてつだいクエスト」に引き継がれていきます。

 

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 色々苦心して考えたご褒美一覧がずらずらと並んでおります…(笑)

 

 この頃、長男が3DS漬けになっていてよく「一週間ゲーム禁止!」となっておりまして、長男はそれの解除のために一生懸命頑張る、という図式は一応できていました。こういうのは不健全だな…と思いつつ(^^;

 

 お手伝いギルドを廃して「お手伝いの煌き」を子供達に試してみると、ご褒美はともかく思いのほか前作と同じくらい食いつきが良かったのです。まず前項1の懸念材料である「飽きる」が軽減されていました。短期的に白から青に色を変換、といった具合の色の変換により短期的な目標ができたからだと思います。

 

 ただし、まだこの時は前項で挙げたその他の懸念材料の抜本的な解消には至ってはいなかったので「お手伝いギルドよりはマシかな」程度のものでした

 

 そして「宝石の煌き」は確かに面白いのですが、テーマ性が薄いという話もこの頃良く聞いていました。ではこれにテーマを与えたらどうなるのだろう? という考えに至ります。子供たちが好きなテーマ… ゲーム… RPG

 

「おてつだいをしてモンスターを倒すようなゲームにしたらどうだろう?」

 

(続く)

 

次回

【4】おてつだいクエストの誕生