おてつだいクエスト ブログ

ちゃがちゃがゲームズのタクミです。ゲームマーケット秋2014、ゲームマーケット大阪2015にて「おてつだいクエスト」を販売させていただきました。

あけましておめでとうございます!と、近況報告

お久しぶりです!&あけましておめでとうございます! 

仕事の年末進行が激しく忙しかったもので、ブログが完全放置状態となっておりました… orz 申し訳ございません!

 

我が家のおてクエ状況は二周目の初級クリア後、中級に入った途中で完全放置状態となっておりますw

 

しかし! ゲームには興味をなくしたものの… お手伝い自体は普通にやってくれています。ポイントを付けることを忘れがちになっているだけという感じです。級のクリアをするとリアル報酬がもらえるということはわかっているので、お年玉が乏しくなったあたりでまたゲームに注力するようになるのではないでしょうか笑 でも、これが「このゲームをしなくなってもお手伝い文化が根付いたとき」という勝利条件達成なのでしょうね。

 

我が家だけのことを考えればとても良い結果が出ているのですが、ゲムマでご購入して戴いた皆様のおてクエはどんな感じになっているのか気になっています…

 

今年のおてつだいクエスト活動は3/1の大阪ゲムマで10部ほどの少部数販売させていただく予定です。これが最後の販売となる予定ですので、宜しくお願い致します。

 

おてクエはコンポーネント作成の一部を妻に頼んでいるのですが、妻も妻で仕事を持っているのでこちらに時間をたくさん割いてもらうわけにいかない状態でして… m(_ _)m 

 

今年も宜しくお願いいたします!

 

 

【ゲーム概要は公式サイトからもご覧いただけます】

おてつだいクエスト - ちゃがちゃがゲームズ

ゲムマで買った二冊の本

 こんにちは、真昼間から家に一人でくつろいでいるタクミです。ゲムマの後一週間頑張って働いて、昨夜力尽きたというイメージです…w

 

 思えば11/4が最後の休みでそこからずっと毎日仕事やゲムマの準備で忙しい日々を送っていた反動が来てしまいました。北陸ボドゲフリマの後にも同じことをやらかしていたので実に申し訳ない気持ちです。

 

 今日は妻が午後から子供3人を連れて遊びに行ってくれているので、その空き時間に風呂にゆっくりつかりながらゲムマで買ったボードゲームおぼえがき」「みんなのインスト」の二冊を読んでいました。

 

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 えー、一言で言うと買ってよかったです!

 ネタバレになるのもアレなので内容は書きませんし、かいつまんだご紹介になりますが、少しだけ読書感想文を。

 

 みんなのインストボドゲ界隈の有名人の方の「理想のインスト方法」が書かれていて、真似まではできないかもだけど、参考にして自分に取り入れられるところはかなりあるな~と思いました。これは買いですよ! 個人的にはさと(いぬ)さんの子供向けのインスト論が大変お気に入り! カナイさんのゲームマーケットなどで「販売をするための一期一会のインスト」も面白かったです。

 

 それとボードゲームおぼえがきボードゲームを遊ぶ人/作る人はどうしたら家族に協力してもらえるのか」がものすごく面白かったです! 

 

 この部分はボードゲーム制作者との付き合い方」という同人作家の奥様方のSkype対談を文字起こしした章で、そんな制作活動を持つ夫の奥様方が日ごろどのような気持ちを抱いているか… というリアルな内容…

 

 嫁さんがボードゲームに興味を持ってくれなかったり協力してもらえないのはボードゲーム云々じゃなくて、まずは夫婦の信頼関係ありきだからというありがたいお言葉をいただきました。信頼関係の上にボドゲが乗っかってくると… 

 

 ちなみに、最近うちの嫁さんはおてクエを一緒に作ってもらった後くらいから、しきりに僕がTwitterのTLに流しているゲームに興味を持ってくれるようになった気がします。最近だと枯山水も興味ありそうな感じでかなり驚きました。今までのイメージだと渋いおじいさんがパッケージで、渋い庭を作るゲームなんて絶対興味を持たないと思ったのですが…ww 一緒に作る、という経験を積んでボードゲーム自体にも興味を持ってくれたのなら嬉しいことだなーと幸せに思います。

 

 最後は本の話ではなくなってしまいましたがw 

ゲームマーケットに行けなかった人も、今後ショップに委託されるという話なので、見つけたら即ゲットでいいと思います!

 

 こういう本が出てくるなんて、いい時期にボードゲームを始めたなーと思います。これから始める人も楽しく読めると思いますので、ぜひ!

【おてクエ実践レポート】 Y様編… 最終話

 おてつだいクエストを引き続きご家族で楽しく遊んで戴いているY様ご一家。実は僕の中ではゲームマーケットを区切り、つまり前回のレポートで最終回と思っていたのですが、今回またお便りを戴いてしまいました。それがあまりにも嬉しい内容だったので、これを最終回として掲載させて戴きます。今回は僕の余計な補足はなしです、どうぞご覧ください。

第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話

(ここから)

 

ゲームマーケットは大盛況だったようで、おてつだいクエスト完売!!
おめでとうございます!\(^o^)/
おてクエ仲間が増えるんですね~!

我が家のおてつだいクエストは現在、

あと少しで中級が終わるけど、緑の宝石ゲットしなければならないのでまだ時間がかかっている…

という感じです!


おてつだいクエストをするようになってから、タクミさんがおっしゃるように、


「お手伝いしてくれる子どもへの感謝の気持ち」

を忘れないように心がけて、叱るよりも「ありがとう」を、私自身が随分言えるようになってきたと思います。

「え?何がありがとうなの?」
と言われる事もあったりして(笑)

片付けは相変わらず苦手ではありますが、入れ物を工夫したり、「こうやってしまうといいよ」と、こちらも目線を同じにして一緒に片付ける事によって、片付けに関しても、お互いに嫌な感情をぶつける事が少なくなってきたと思います。

「上から目線」が減り、子ども達との距離が近くなった分、子どもからの親への信頼も増して来たように思います。

母親から

「小さくても、一人の人間として見て接してあげなさい」

と、よく注意されていたのですが、私自身、やっと少しづつそれが出来るようになってきたと思います。

今日は自分自身の事中心になってしまいましたが、また変化があったらレポートさせていただきますね(*^^*)

(ここまで)

 

なんというか、このメールを見ながら僕は泣いてしまいました。

 

僕の中でもなんとなく思っていた「変わったのは子供以上に、自分の心かもしれない」ということ。それが、自分以外の方の気持ちにも伝播していたということ。

 

 僕は最初、子供をコントロールすることばかり考えてこのゲームを作っていました。

 

 手を変え品を変え、それこそゲームの裏にこっそり親の意思を潜ませるような真似をしていました(笑) それが試作品2号までです。

 

 効果が芳しくなく、試作品2号を改良するにあたって「感謝の気持ち」をゲームに乗せたこと… 不思議なもので、普段子供へ上から目線で叱り付けて言うことをきかせようとしがちな僕の心は、ゲームをうまく運ぶための手段として感謝の気持ちを伝え続けているうちに本当にそんな心持ちに変わってきてしまったのです。

 

他人は変えられないが、自分は変えられる

人への感謝を口にすれば、そんな気持ちになってくる。

 

ということなのだろうな、と思います。

 

 おてつだいクエストで遊ぶようになってから、子供の至らないところもまとめて包み込めるような人間に少しだけ近づいた気がしています。

 

Y様には

タクミさんからのメールやアドバイスで色々気付かされたのですよ~

本当に感謝しています!(^人^)

子どもへの接し方に、私自身、とても苦しんでいた時だったので、本当に本当に助かりました!

 

というお言葉も頂きました。

身に余るようなありがたいお言葉です。

 

 僕が思うに、たぶんY様のご家庭でのおてクエはきっかけにすぎず、おてクエを用いてお子様と真摯に向き合ったY様自身こそが… このクエストの成功者なのだと思います。

 

 こんな僕ごときが結果的にそのようなきっかけをご提供できたことが本当に嬉しいです、こちらこそ本当に本当にありがとうございました…!!!

 

 Y様には今後とも継続してレポートをして戴けるというありがたいお話を戴いているのですが、ボランティアで長期間負担をおかけしており申し訳ないと思っているので(^_^; ここでひとまず区切りとさせて戴きまして、もし今後Y様家で何かの節目や特別な動きがあったときにスポット的に掲載させていただく形をとらせて戴きたいと思っています。そうそう、おてクエクリアの際はぜひご報告戴けると嬉しいです笑(私信)

 

さて、Y様のレポート全7回… いかがでしたでしょうか。

 

僕は今日が一番「おてクエを作って良かったな」と思っています…!

 

 Y様はおてクエ仲間ができることを楽しみにしていらっしゃいましたので、ユーザー同士の横の繋がりができてお互いに情報交換し合うことができたら素敵だなあと思っています。ゲムマ会場から旅立った20個のおてつだいクエスト… どこで遊んで戴いているのかなぁ。

 

 そして、今後おてクエをお買い上げ戴いた方のどなたかから【おてクエ実践レポート】のバトンを引き継いで戴ける方がいらっしゃいましたらぜひご連絡宜しくお願い致します!(当ブログのコメント欄、Twitter、ちゃがゲーのメールなどからご応募お待ちしています)

 

 これからY様のおてクエが真の意味でクリアできることを、心よりお祈り申し上げます!!

 

素敵なご縁をありがとうございました!!!!

そして、今後ともどうぞ宜しくお願いいたします(^-^)

 

ゲームマーケット御礼

 こんばんは、ゲムマで燃え尽きて帰ってきたタクミです。

ちゃがゲーには色々ありましたが僕個人としては初めての出展ということで、本当に良い経験をさせていただきました。

 

 おてつだいクエストはゲームマーケットに持ち込んだ部数の20のうちご予約を戴いた数が11、当日販売分が9という少量だったこともあったためか、開場1時間以内に当日分が完売となりました。お買い上げ戴いた皆様、ご興味を持って戴いた皆様、本当にありがとうございました。

 

 おてクエをご購入戴いた皆様のご家庭でお手伝い文化が築かれるようお祈りいたしますとともに、親御さんの皆様方におかれましても、ぜひお子様と一緒にクエストを楽しんでくださいますようお願い致します…!

 

 さて、ゲームマーケット当日は混雑が解消次第おてつだいクエストの実物展示を行う予定でしたが、行列が解消されたのが15時頃、それ以降も短い列が何度もできたりで販売スペースの都合上実物の展示は行えませんでした。ぜひ実際に見ていただきたかったのですが…(^_^; 

 

 実際はこのような展示が行われる予定でした。

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 私の家ではこのようにセットアップされています。

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A3横のコルクボードが置けるイーゼルと、

 

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  100均で買ったカード立て!

 我が家ではこの状態で快適におてクエを遊んでいます、カード置き場があるのとないのとではプレイアビリティに大きな差が付くので、ぜひダイソーなどに足を運んでみてください(笑)

 

 あれ?そういえば…ボード上に2Pカラーのプレイヤーマーカーがありますね…?

 

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 じゃーん!!

 

 そうです! 3人目の戦士… お父さんがついに参戦です!

2周目をやりたいと言った割には最近子供たちのお手伝いが低調だったもので(笑) ゲムマで売れ残った別売りプレイヤーマーカーを自分用に1個おろしてみました!

 

私「お父さんもこれからやるからね、お父さん参戦だよ」

息子「やった! なんかスマブラみたい」

 

とかいうやりとりがあり、早速息子はお風呂掃除などをしてくれました… 乗せると動いてくれるので実に面白いです…(笑)

 

 これまでの我が家でのおてクエはテストプレイやデータ収集として行われていましたが、これからは子供達と一緒におてクエを楽しむことを第一にやっていきたいと思います。

 

 手元から旅立って行った20のおてクエ、どの家庭でどのように運用されていくか楽しみでもあり心配でもあります。どこかでおてクエレポートなどを目にすることがあったら嬉しいな… 皆様のおてつだいクエストの成功を心よりお祈り申し上げます。

 

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…ありがとうございました!

出発にあたって

 こんばんは、あと3時間後には高速バスに乗って上京するタクミです。いよいよゲムマ秋を迎えようとしています!

 

 思えば今年は春頃からこの日のためにずっと準備をしていました、今年もまだあと1ヶ月半ほど残っていますが、振り返れば今年は色々あったなあと… 

 

 ターニングポイントとなったのはやはり北陸ボドゲフリマです。

 

 準備中、たまたまおてつだいクエストがNHKのディレクターさんの目に留まって、テレビ局の取材を受けたこと。

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 これまでの人生を平々凡々と暮らしてきたもので自分に注目が集まるなどということはほとんどありませんでした、自分の作ったものに興味を持っていただけるというのはとても嬉しいことなのだなと思いました。

 

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カメラで遊ぶ我が子たち(笑)

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 そして、その自作ゲームであるおてつだいクエストを実践した結果… 子供たちにお手伝いの習慣が築かれたこと。けして押し付けや無理やりでなく、楽しみながら「あぁ、お手伝いすることって悪くないな」って子供達が思ってくれた(はず…笑)こと。

 

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 僕が作ったおてつだいクエストの世界に入り込み、がんばってくれた子供達には感謝しかありません。

 

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 ゲームの擬似世界の絵を描いてくれました。

 

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 ありがとう。

 

 ゲームマーケットをきっかけにおてつだいクエストの世界が更に広がっていったらとても嬉しいことです。

 

 ちゃがゲーのみんな。

試作品をFBにアップしたとき「ゲムマに出しましょう!」って言ってくれてありがとう、お世辞でもその言葉がなかったら我が家で適当に運用して失敗したまま終わったと思います。ここまでこれたのはひとえに仲間達のおかげです…! 感謝!!

 

 

 あとは、用意した20個が全て旅立ってくれれば何も言うことはありません…(笑) (←売れ残る可能性…)

 

 

 さて、そろそろ時間も少なくなってきましたので準備を急ごうと思います! 家族達、仲間達への感謝を胸にゲムマ参戦します! 当日参加される皆様、宜しくお願いします!

 

 行ってきます!

 

 

【おてクエ実践レポート】 Y様編… 第6話

「おてつだいクエスト」が日常の風景になっているとお伺いしているY様のご家庭、今回はなんとおてクエと一緒にお子様の写真をご提供頂いてしまいました。

第1話 第2話 第3話 第4話 第5話

 それでは、ご覧ください。(カッコ内&※は僕の脚注、太字の部分はY様の生のお声です!

 

昨日、お手伝いクエストと子ども達の写真撮りました!

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毎日の生活の一部にちゃんとなっています。
少なくとも長男には!( ´ ▽ ` )ノ

(やっぱり一番上の子が一番熱心にやってくれますよね! うちも一緒でした。…いや、それにしてもなんという可愛いお子様たち!)


しかしながら、やはり「片付け」に関しては、難しいなぁ…といつも思います。項目を増やして「お片付けクエスト」にしてもいいくらい(笑)

(まさに我が家もそんな感じで、そもそも家を散らかすのは他でもない子供であり、おてつだいクエストでマッチポンプをしているという話も…笑 それでも自分で片付けるようになったのですが!)

 

今は子ども達がレゴにハマっていて、私じゃこういうパーツの使い方は出来ないなぁ…と感心するほど色々上手にアレコレと作って、その世界の中で兄弟で楽しく遊んでいたのですが、


足の踏み場もない位になってしまい、
それが数日続いたので、
主人の堪忍袋の尾が切れて、
ドサドサと何もかも全部レゴの箱に放り込まれてしまい…

子ども達の世界を壊されてしまったようで、私も悲しかったですね。
(私が阻止して、すぐ再生出来るような片付け方にしましたが…)

(すみません、僕も過去に子供のレゴ作品を破壊していました…笑 あまりに汚いので… orz)


「俺のレゴ」と「みんなのレゴ」があり、管理もなかなか大変です。f^_^;)

何とか上手に片付け出来るように親も工夫してあげなければ…!と思いつつ、とりあえずの片付けだけで精一杯な毎日です。

 

(ここまで)

 

 レゴの件は、実際に破壊していた身としては本当に身につまされる話で大変心がチクチクしました…! そしてレゴブロックはどのご家庭でも床に散らばるように設計されているに違いありません! そして親だけが踏んで痛い思いをすると… 子供は避けて歩きます…笑

 

 今回はY様の家庭でおてつだいクエストを楽しんで遊んで頂けている雰囲気がすごくよく伝わってきました! 快くお写真のご提供頂きまして本当にありがとうございましたm(_ _)m   またのレポート、お待ちしております!

 

>>最終話(7話)へ

おてクエができるまで 【9】最後に

【9】最後に

 

 まず、ここまでお読み下さいまして誠にありがとうございます。ここではおてつだいクエストとお手伝いの相関性を最後に記して終わりたいと思います。

 

 まず、おてつだいクエストはお手伝い文化のないご家庭にお手伝い文化を根付かせるためのきっかけにすぎず、おてつだいクエストを遊ぶことによって得られる効果の本質的なものはお手伝いそのものによる効果だということです。

 

 9/16のエントリーでも書いているのですが、「おてクエ」が家庭に良い影響を及ぼしているのではなく、親御さんが「おてクエ」を用いることにより良い状況へ持って行っている。ということです。

 

 子供がお手伝いをすることによる効果・効能は色々あります。

 

1.自信がつく

 子どもは、お手伝いしたことを感謝されることにより、人の役に立ててうれしい気持ちを実感し、また、最後までやり終えた達成感から、自分に自信を持つようになります。そして自分の判断で行動できる子どもになります。

 

2.要領を考え、工夫する
 子どもは、お手伝いからたくさんのことを学びます。どうやったら早くできるのか、どうやったらうまくいくのかを考え、工夫します。

 

3.よく気が付き、さっと行動に移せる
 たとえば、お友達の家に大勢で遊びに行ったとき、日ごろから、靴を並べるお手伝いをしていると、玄関の靴がバラバラになっていた場合、自然に、みんなの靴を並べることができます。

 

4.親子のコミュニケーションが深まる
 お手伝いは、子どもに任せるお手伝いもありますが、親がやっていることを一緒に手伝ってもらう場合もあります。親と同じことをすることで、一体感が生まれ、いつもは話さないことも、語ってくれるものです。

※子供はお手伝いで大きく成長する(ALLABOUT) このページからの抜粋です。

 

 子供は基本的に自由奔放な生き物であり、自分の好きなことしかやりたがらない傾向があります。そして、小学生にもなれば学校で出る宿題もやらねばならない上に友達とも遊ばなければならない、自分の好きなテレビゲームもしなければならないなど、とにかく時間がありません。親が何も言わなくてもしてくれる家事などというものはお願いされてもあまりしたくならないものです。(※よほどのいい子である場合は除きます…笑)

 

 ご家庭にお手伝い文化がない場合、お手伝いをして欲しいときに用いるものは単発的な報酬(お小遣い)や、強制(お願い)などになりがちです。しかし、それは持続しません。その、子供のお手伝い参加へに至るまでの高い垣根をおてつだいクエストというゲームで取っ払うことがまず最初の目的でした。家事もゲームにしちゃえばいいじゃん!的な…

 

 前述の通りその目論見は我が家では成功し、子供から見たら「面倒な家事参加」は日常的なものに変化していきました。おてつだいクエストというゲームに参加しながら、家事にも参加し続けることによって親からの感謝や家庭の役に立っている自信を得たのです。ただ、おてつだいクエストをクリアした子供たちでも毎日落ちているゴミを拾い続けるわけでも、部屋が常にきれいなわけでもありません(笑) お手伝いに対する意識の改善ができれば、それでいいのではないかと思っています。

 

 現在の我が家ではお手伝いゲームで遊んでいるという感覚はだんだん薄れてきている代わりに、何も言わなくても、もしくは「今日はこれお願いね」と軽くお願いするだけで要望に応えてくれるようになりました。これが私にとって本当に嬉しいことで、おてつだいクエストを作って良かったと思っています。

 

 願わくば、おてつだいクエストを行う全ての皆さんが、この境地にまで達して欲しいと切に願いします。また、おてクエをやらなくともご家庭のお手伝いのあり方に少しでもご参考にして頂ければ幸いです。

  長文をここまでお読み頂き、誠にありがとうございました。

 

それでは、ゲームマーケット2014秋でお会いいたしましょう。

H23「ちゃがちゃがゲームズ」でお待ちしております! ありがとうございました!

 

【完】